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かぜぐすり

かぜとは
 ウイルスによる急性の上気道感染症です。
 その中でインフルエンザウイルスが原因のものを特にインフルエンザ(流感)と呼びます。
 呼吸器系のウイルスには増殖しやすい部位と、しにくい部位とがあり、鼻粘膜で増殖すると鼻かぜ、気道で増殖すると気管支炎や肺炎を起こしやすくなります。
 ウイルスは増殖すると粘膜上皮を破壊して、炎症を起こします。
 一般に、かぜは寒さによっておこることが多く、寒さによって皮膚の温度が低下し呼吸器粘膜に血が通いにくくなるため、粘膜の抵抗力が弱まって、ウイルスに感染しやすくなるためと考えられています。
 かぜの主な症状は、鼻、のどの粘膜の異常感、鼻水が出る、鼻づまりがおこる、のどが痛い、咳が出る、熱が出るなど様々です。

治療するには
 根本的には、ウイルスをやっつけるのが早いのですが、適当な抗ウイルス薬(抗インフルエンザ薬以外のもの)は、現在まだ発見されていません。したがって、それぞれの症状を和らげるため、以下のお薬が用いられます。
(1) 抗ヒスタミン剤
 気道の分泌を減らし、鼻水、鼻づまりを改善させる効果があります。ただし、のどに炎症があり、痰(たん)が切れにくく、激しい咳が出る時には、用いない方が良い場合もあります。
(アレルギン、ペリアクチンなど)
(2) 鎮咳剤
 これは、咳を止める効果のある薬です。かぜをひいた時の咳には痰を伴わない乾いた咳と、痰を伴う湿った咳の2種類があります。
 乾いた咳は鎮咳剤で止めても良いのですが、痰を伴った咳は、気道にたまる痰を外に出そうとして出る咳なので止めてしまうと、痰がつまってかえって呼吸が苦しくなってしまうおそれがありますので注意が必要です。
 しかし、激しい咳が続き、体力を消耗している時には、本剤を去痰剤と併せて用います。
(メジコン、アストミン、アスベリン、メチルエフェドリン、トクレスSP、アスゲン、リン酸コデインなど)
(3) 去痰剤
 これは、痰の排泄を容易にさせる薬です。ねばねばした痰をサラサラにするものや、粘液の分泌を増加させるもの、また痰の成分を分解するものなどがあります。
(ムコダイン、ムコソルバン、ビソルボン、ダーゼンなど)
(4) 解熱鎮痛剤
 発熱、頭痛、関節痛などに対して、使われます。
*発熱に対しては、多くの場合、頓服として大人では38度以上、小児では38.5度以上の時用います。
(内服;ポンタール、ボルタレン、ソランタール、バファリン、SG顆粒など)
(坐薬;アンヒバ、ボルタレンなど)
(5) 総合感冒剤
 解熱鎮痛剤、抗ヒスタミン剤などが配合された薬で、頭痛、発熱、のどの痛み、鼻づまりといった、かぜの主な症状に対して効果があります。
(PL顆粒など)
(6) 抗生物質・化学療法剤
 かぜをひいて炎症を起こしている気道が二次的に、細菌に感染しているときは、その原因菌を殺します。
 また、感染するのを予防するためにも使われます。
(フロモックス、セフゾン(セフェム系)、クラビット、オゼックス(ニューキノロン系)など)
 薬をのむときは、以前に薬のアレルギーが出たことがある人や、胃潰瘍がある人などは医師または薬剤師にご相談ください。
 また、抗ヒスタミン剤、総合感冒剤などでは、眠気などの副作用が現れることが多いので、車の運転や、危険な作業には十分注意してください。なお、妊婦、授乳婦の方で胎児、乳児への影響を心配される方もお気軽にご相談ください。

予防には
 かぜをひいてしまったらお薬をのんで安静にしているのが一番ですが、かぜをひかないように気をつけることも大切です。普段から体を鍛えてかぜをひかない体をつくりましょう。
 そのほか、気温の低下に対応出来るように上着を持っているとか、外から帰ったら必ずうがいをするなど、また、十分睡眠をとり体を休ませるようにしましょう。




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